更新日 2025.08.19BtoBコラム

Webサイトをリニューアルするときに用意しておくこと

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BtoBサイトのリニューアルは、単なる見た目の刷新ではありません。企業の成長戦略に不可欠なプロジェクトです。
しかし、「何から手をつければいい?」「社内でどう進めるべき?」と、不安を抱えている担当者の方も多いのではないでしょうか。
この記事では、Webサイトリニューアルを成功させるために不可欠な準備項目を、目的の明確化、担当者の選定、スケジュール管理といった具体的なポイントに分けて解説します。 貴社のホームページリニューアルを、よりスムーズで確実なものにするためのヒントとしてぜひご活用ください。

Webサイト/ホームページをリニューアルする前に用意しておくべきこと

BtoB企業にとって、Webサイトは単なる会社案内ではありません。企業の「顔」として、リード獲得や信頼構築に直結する重要なツールです。そのため、企業の成長や新しい取り組み、市場の変化に合わせてホームページリニューアルを検討される企業様は多いと思います。

しかし、準備不足のままプロジェクトを始めてしまうと、「途中で方向性がブレる」「関係者間の認識にズレが生じる」「想定外のコストや遅延が発生する」といったトラブルに繋がりかねません。

この記事では、Webサイトリニューアルを成功に導くために、事前に押さえておくべき4つの重要な準備ポイントを解説します。

リニューアルの目的と方向性を明確にする

Webサイトリニューアルの最初のステップは、「なぜリニューアルするのか」という目的を明確にすることです。目的が曖昧なままプロジェクトを進めてしまうと、関係者間で認識のズレが生じたり、デザインや機能の要件が定まらなかったりする可能性があります。その結果、時間とコストをかけたにも関わらず、期待した成果が得られないサイトになってしまうことも少なくありません。

主なリニューアルの目的例

  • 企業ブランディングの強化: 企業の信頼性やブランドイメージを刷新し、向上させる。
  • リード獲得の増加: お問い合わせや資料請求などのコンバージョンを増やす。
  • 製品・サービスの訴求力向上: 製品・サービス情報を分かりやすく整理し、魅力を正しく伝える。
  • SEO対策の強化: 検索流入を増やし、潜在顧客との接点を広げる。
  • ユーザーエクスペリエンス(UX)の向上: スマートフォン対応やサイトの使いやすさを改善し、ユーザーの満足度を高める。
  • 顧客エンゲージメントの強化: 既存のお客様へ向けた情報提供やサポート体制を充実させる。

明確な目的を立てた上で、どのような方向性でリニューアルを進めるのかを、プロジェクトの関係者間で共有することが最も重要です。

担当者・プロジェクトチームを決める

BtoBサイトのリニューアルは、マーケティング、営業、広報、IT部門など、社内の複数部署が関与する一大プロジェクトです。スムーズな進行と、各部門のニーズを反映したサイトを構築するためには、適切な担当者の選定と、明確な役割分担が欠かせません。

担当すべき主な役割

  • プロジェクトマネージャー: プロジェクト全体の進捗管理、社内外の関係者間の調整、意思決定を担う司令塔。
  • コンテンツ担当: サービス・製品情報、導入事例、企業情報など、サイトに掲載するコンテンツの整理・作成を担当。
  • 技術担当: システム要件の検討、サーバー・ドメイン管理、セキュリティ設定などを担う。
  • マーケティング担当: SEO・広告・アクセス解析データを活用し、リニューアル後の集客戦略を策定。

社内リソースが不足している場合は、Web制作会社と連携し、役割を分担することも有効です。専門家と協力することで、より専門的な知見を取り入れ、プロジェクトを効率的に進めることができます。

現行サイトの課題を洗い出す

リニューアルは、単に新しいサイトを作るのではなく、現在のサイトが抱える課題を解決するためのプロセスでもあります。そのため、リニューアルの前に現行サイトの課題を客観的に洗い出すことが非常に重要です。

具体的な問題点を正確に把握することで、漠然としたリニューアルではなく、改善効果の高いポイントに絞って施策を打つことができます。

現行サイトのチェックポイント

  • アクセス解析データ: Googleアナリティクスなどのデータから、ユーザーの流入経路、サイト内の回遊状況、離脱が多いページなどを分析し、ユーザー行動のボトルネックを見つけ出します。
  • 競合サイト分析: 競合他社のWebサイトと比較し、自社サイトに不足しているコンテンツや機能、デザインの強み・弱みを客観的に分析します。
  • 社内・顧客からのフィードバック: 営業担当者やカスタマーサポート部門、既存顧客から直接フィードバックを収集し、現場で本当に求められている情報や、サイトの使いづらさを把握します。
  • お問い合わせフォームの検証: フォームの入力項目数、エラー表示、デザインなどを検証し、入力途中での離脱が起きていないか確認します。

公開予定日・スケジュールを決める

Webサイトのリニューアルには、現実的で計画的なスケジュール管理が不可欠です。特にBtoBサイトの場合、新製品リリースや展示会など、ビジネスの重要なイベントと連動させるケースも多いため、公開時期を明確に設定することが求められます。

数十〜数百のページから構成される大規模サイトの場合は半年以上の期間をみておくなど、余裕を持ったスケジュールを立てましょう。

リニューアルの基本的なスケジュール例

  • 1〜2ヶ月(計画・分析フェーズ): 現行サイトの分析、リニューアルの目的と方向性の決定、プロジェクトチームの立ち上げを行います。
  • 2〜3ヶ月(設計・コンテンツフェーズ): サイト全体の構造設計(サイトマップ)、デザインの方向性決定、掲載するコンテンツの作成・整理を行います。
  • 3〜4ヶ月(開発・コーディングフェーズ): デザインを元に、HTML/CSS/JavaScriptによるコーディング、システム開発を行います。
  • 4〜5ヶ月(テスト・修正フェーズ): ページの表示崩れやリンク切れ、フォームの動作などを最終チェックし、不具合を修正します。
  • 5〜6ヶ月(公開・運用開始フェーズ): 新サイトを公開し、アクセス解析ツールを設定。サイト公開後も継続的な運用改善を計画します。

余裕を持ったスケジュールを立て、無理のない進行を心がけましょう。

まとめ

BtoBサイトのリニューアルは、単なるデザイン変更ではなく、企業の成長戦略の一環として慎重に進める必要があります。

今回ご紹介したように、リニューアルの目的、担当者、現行サイトの課題、そしてスケジュールを事前にしっかりと決めておくことで、プロジェクトはスムーズに進み、成果に繋がるWebサイトを構築できます。社内での合意形成を大切にし、計画的な進行を心がけましょう。

スキップの取り組み

私たち株式会社スキップでは、こうしたWebサイトリニューアルの事前準備を、「超上流」の企画段階から徹底的にサポートしています。

「何から始めたらよいかわからない」「どの部署を巻き込んだらよいかわからない」「目的が曖昧で具体的な形にならない」といったお悩みを抱えていらっしゃるなら、ぜひ一度ご相談ください。貴社のビジネスを深く理解し、成果を出すための最適なリニューアル計画を、お客様と共に描いていきます。

執筆者

ナンシー(webディレクター)

スキップに入社後、多くのBtoB企業のサイト制作に携わり、現在では取締役としてディレクター業務を兼任しています。

趣味:大型バイク、海外旅行

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